中国の会社法による少数株主に対する利益保護について
1. はじめに
中国の関連法律に基づき、少数株主とは、会社における取締役、監事、上級管理職以外の株主で、単独で会社の5%以上の株式を保有する株主以外の株主を指しています。
中国では、支配株主による支配権濫用が深刻な問題となっています。
例えば、上場企業における株式の保有状況をみると、筆頭株主の持株比率が非常に高く、かつ相当数の会社は、上位5位までの株主と特に密接な関係を持っています。
...
ベリーベスト法律事務所がお届けする企業法務に関する法律情報メディア