知的財産 eスポーツの法的諸問題①~景品表示法を中心に 1.はじめに わが国では、2018年2月1日、「一般社団法人 日本eスポーツ連合」(英語名称:Japan esports Union/略称:JeSU)の設立が発表され、同日より正式に活動を開始しました。 JeSUは、世界規模で盛り上がりを見せ、日本でも本格的な普及への期待が高まっているeスポーツを対象に、プロライセンスのルール化、競技大会の普及、選手の育成等の環境整備を進め、その産業の普及と発... 弁護士折田 忠仁ベリーベスト法律事務所 2020年11月10日
知的財産 意匠法改正で保護範囲が拡充! 企業が気を付けるべきポイントは? 1.はじめに IoT、AI等のデジタル技術の発展やビジネスにおけるデザインの活用場面の多様化を受けて、2020年4月1日、意匠法が大きく改正・施行されました。 本コラムでは、意匠法の目的や意匠権の効力を確認したうえで、意匠法の改正点と企業が留意すべきポイントについて解説いたします。 2.意匠法とは? (1)意匠法の目的 意匠法は、産業用デザインの保護と創作の奨励を目的とする法律で... 弁護士柳 秀哲ベリーベスト法律事務所 2020年9月3日
知的財産 発明をしたらどうする―特許化するか、ノウハウとして秘密管理するか... 1. 序 (1)発明をしたらすべて特許出願すべきか 発明をしたら、「できるだけ早く特許出願すべき」なのでしょうか。 特許権を他社に取られたら、通常はライセンス料を払わない限り自社では実施できません。 確かに、特許権は、先願主義といって、最初に特許出願をした者だけに付与されますから、発明をしたら、できるだけ早く特許出願をすべきであるとも考えられます。 一方、発明であればなんでも... ベリーベスト 法律事務所弁護士編集部ベリーベスト法律事務所 2020年8月25日
知的財産 特許侵害訴訟における損害額の算定について解説―特許法改正を踏まえ... 特許法の一部を改正する法律が、令和元年5月17日に公布され、令和2年4月1日から一部を除き施行されています。 今回の改正では、 査証制度の創設 損害賠償算定方法の見直し が、主要な改正点です。 このうち、損害賠償額算定方法の見直しについては既に施行されており、対応を迫られている経営者や法務部の担当の方々も多いのではないでしょうか。 そこで... ベリーベスト 法律事務所弁護士編集部ベリーベスト法律事務所 2020年4月30日
知的財産 特許権取得のポイント|具体例を交えて弁理士がわかりやすく解説 どのようなものが特許になるかという観点から、特許権取得のポイントについて、ご説明したいと思います。 1.はじめに よく、お客様より、「検討したところ、私のアイデア(発明)は、ごく単純なものだから、これじゃあ特許は取れないよね?」というご質問を受けることがありますが、結論からいえば、一見、高度な技術と思われないような単純な発明でも特許権を取得することは可能です。 そう答えると、多くの方が「... 弁理士児玉 道一 2019年11月8日
知的財産 事例からみる商標権取得の必要性について 商品やサービスの名前について、商標権を取得しておく法的な義務はありませんが、商品の販売やサービスの開始前に、商標権を取得しておかなければ、様々な弊害が生じることがあります。 そこで、以下では、ある事例を参考しながら、商標権取得の必要性について、ご説明したいと思います。 1.事例 X社は、「●▲」とのブランド名からなる携帯電話のケース(以下、「本件商品」という。)を製造販売していたところ、... 弁理士児玉 道一 2019年11月1日
知的財産 正規代理店が存在する商品を輸入・販売できますか?商標権の問題は? 1 はじめに 必ずしも資金的余裕のない中小の小売業者にとって、売れ筋の商品を仕入れることはまさに生命線です。 そのような商品の中には、国外発祥で、日本に輸入されて人気を博している商品も当然ながら含まれるわけですが、日本の中小の小売業者が国外の製造者から日本における独占的な輸入販売権を獲得することは困難であり、このような権利は大企業が独占しているのが実情です。 そこで、中小の小売業者は、並行輸... 弁護士折田 忠仁ベリーベスト法律事務所 2019年8月2日
知的財産 登録無しで使える中小企業の権利とは? 1.はじめに 「下町ロケットに学べ-中小企業のアイデアを活かす」では知的財産権四権(特許権、実用新案権、意匠権、商標権、以下「知財四権」といいます)を取り上げ、中小企業においてもこうした権利=強力な武器の取得を目指すべきことを推奨しました。本稿では、それ以外の権利にも焦点を当ててみたいと思います。 ここで、比較のため知財四権の有用性を改めて認識してみましょう。 知財四権が強力な武器たる所... 弁護士折田 忠仁ベリーベスト法律事務所 2019年3月28日
知的財産 下町ロケットに学べ-中小企業のアイデアを活かす 1.はじめに 多くの中小企業は、大変厳しい環境の中で生き残りを模索しています。大企業の下請けという立場が多い中、大企業からのコストカット要求に応じざるを得ない等の理由でなかなか利益を上げることができません。 しかしながら、中小企業の中には素晴らしいアイデアを生み出す能力を持った会社も多くあります。皆様は「下町ロケット」というテレビドラマをご覧になったことがありますか。 このドラマの主... 弁護士折田 忠仁ベリーベスト法律事務所 2019年3月15日
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